親友だった男の素行調査

親友だと思っていた同性男性の借金の保証人になった私ですが、その人物が行方をくらましてしまい、肩代わりをしなければならなくなりました。

借金の金額は、一年や二年働いただけでは返済ができない大金、保証人になってしまった私が悪いとは言え、逃げた友人が見つかれば私が借金を返済しなくて済むため、探偵に友人を見つけるべく家出調査をお願いしました。

保証人になる前は、借金をしても友人が夜逃げをする事など無いだろうと思っていましたし、万が一借金を背負う事になっても、借金生活などへっちゃらだと甘く見ていました。

借金を苦に自暴自棄になり犯罪を犯したり、自殺をしたり、横領をしたりする人々がいる世界です。

私もいざ借金を実際に背負うとその重さに身を投げたくなってしまいました。

自分も失踪してしまえば楽になれるのかもしれませんが、既に家族もおり、会社において築き上げた地位もあり、全てを捨てるわけにはいきませんでした。

会社からは給料を前借し、家族には苦しい思いをさせて節約をし、毎日借金の取立てに苦しむハメになりました。

娘、妻にも身体を酷使してもらい働かせ、この世の地獄かと思うほどでした。

友人さえ見つかればこの地獄から抜け出せるのだと、探偵には必ず友人を見つけて欲しい、と頼み込みました。

探偵、と聞くとどこか不透明な印象があったためにもしかしたら見つからないかも、といった残念な事態を想定していました。

ところが、探偵は家出調査において見事に友人を発見してくれました。

友人は借金苦から失踪し、他県にてアルバイトをしながら遊んで暮らしていました。

夜の仕事であったために収入は30万円もあり、こちらは貧困生活をしているというのに毎日酒を飲み、仲間と楽しく談笑をして生活をしていたようです。

身なりもよく、車も所持をしており、債務持ちだというのにアパートは家賃8万円もしました。

パチンコをして遊んだりと生活に余裕があり、アパート内は小奇麗であり、楽器、新品のパソコン、趣味の良いインテリアに囲まれ、

クローゼットにはブランド物の服がずらりといった生活ぶり、これは許せぬ、と私は立腹ものでした。

私が住んでいる県からは程遠い県でしたが、それでも見つけ出してくれた探偵は天晴れです。

探偵の協力もあり、話し合いをし、友人は債務を背負ってくれ、私は債務から解放されました。

探偵なんて、と探偵を軽んじていた自分を反省し、探偵にはとても感謝をしています。